Ubuntu に MySQL と phpMyAdmin をインストールする
先日、Ubuntu 8.10 デスクトップ版を使って実験用サーバを立てたときの覚書をアップしておく。
参考にした「Ubuntuで作るLinuxサーバー (日経BPパソコンベストムック)」には MySQL と phpMyAdmin のインストールが載ってなかったため、メモを残すよう頼まれたので無くさないうちに。あくまで実験用ということでセキュリティに関しては割愛した。
1. Apache と PHP をインストール
すでにインストールしている場合は 2. へ。
$ sudo apt-get install apache2 php5 libapache2-mod-php5
2. MySQL およびその関連パッケージをまとめてインストール。
ついでに PHP のよく使うパッケージ類もまとめてインストール。
$ sudo apt-get install mysql-client mysql-server php5-dev php5-cli php5-common php-pear php5-mysql php5-mcrypt php5-dev php5-mhash php5-gd php5-xsl php5-xmlrpc
急にブルースクリーン になって root のパスワードを設定するよう促されるので、設定しておく(同じものを 2 回入力)。
3. MySQL の初期設定
root でない一般ユーザを作っておく。
$ mysql -u root -p Enter password: (パスワードを入力) mysql> grant all privileges on *.* to (ユーザ名)@localhost identified by '(パスワード)'; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> select user from mysql.user where user='(ユーザ名)'; # 登録されたかどうか確認 +------------+ | user | +------------+ | (ユーザ名) | +------------+ 1 row in set (0.00 sec) mysql> exit # MySQLのコンソールから抜ける Bye
4. phpMyAdmin のダウンロードと設置
www.phpmyadmin.net から、安定版の .gz アーカイブを /var/www にダウンロードする。2009/01/19 現在では、バージョン 3.1.1。
$ cd /var/www $ sudo wget http://prdownloads.sourceforge.net/phpmyadmin/phpMyAdmin-3.1.1-all-languages.tar.gz
解凍して名前を変える。
$ sudo tar -xvzf phpMyAdmin-3.1.1-all-languages.tar.gz $ sudo mv phpMyAdmin-3.1.1-all-languages phpmyadmin
ランダムな 46 文字の文字列を作っておく。
$ sudo apt-get install libstring-mkpasswd-perl $ mkpasswd.pl -l 46 (ランダムな文字列)
config.sample.inc.php を config.inc.php にコピーして編集。
$ cd ./phpmyadmin $ sudo cp config.sample.inc.php config.inc.php $ sudo vi config.inc.php # 下記の行にランダムな文字列を入力する $cfg['blowfish_secret'] = ''; ↓ $cfg['blowfish_secret'] = '(ランダムな文字列)';
Web ブラウザから http://(サーバのアドレス)/phpmyadmin/ を開く。
phpMyAdmin のログイン画面が出れば OK。
うまくいかなければ、Apache の再起動 ($ sudo /etc/init.d/apache2 restart) や PHP モジュールの有効化 ($ sudo a2enmod php5) など行ってみるとよい。